【オイル交換】空冷ポルシェ911(930/964/993)のオイル交換とオイル量調整手順

【概要】
この記事は空冷エンジンのポルシェ911(930/964/993)についてオイル交換とオイル量調整手順を説明する。


【排気量3.0L以上の空冷エンジン指定オイル】
ポルシェ純正クラシックモーターオイル 10W-60
対象車種:930,964,993

ドライサンプの潤滑装置を備える排気量3.0L以上の水平対向6気筒エンジンに適合するエンジンオイル


【オイル&フィルター交換】
まずはオイル交換を実施。
クランクケース下部のドレンとオイルタンク下部のドレンよりオイルを排出する。

(写真は993型911)

オイルフィルターを交換。930と964はエンジンルーム右側のエンジンオイル注入口の下にオイルフィルターがある。

(写真は930型911)

エンジンオイルを排出後にオイルフィルターにドリルで穴をあけ、そこからエアガンでエアーを数秒圧送するとエンジンルームを汚さずにオイルフィルターを取り外すことができる。
993はオイルフィルターが2個ついている。右サイドスカート後方内側と、エンジン右バンクに取り付けられている。


【オイル量の調整】
ドライサンプ式空冷6気筒エンジン車は右フェンダーにオイルクーラーが取り付けられており、サーモスタッドを備えている。
暖気してサーモスタッドが開きオイルクーラーまでオイルが循環しないと正しいオイル量の調整はできない。

まず最初に7.0L~8.0Lほどエンジンオイルを入れ、エンジンを始動する。

油温計が中央付近になり、右フェンダーを手で触ると熱を感じるようになれば暖気が完了している。
この状態で油量計の針が上がっていなければオイルを補充する。
(油量計はエンジン回転中に確認する)
アイドリング状態で油量計の針が上がってきたら、軽くアクセルを煽ると少し油量計の針が下がり、再び上昇してくることを確認する。

これで正しい油量が測定できていることが確認できる。
そのままオイルを補充していき、最終的に油量計の3/4くらいの量に合わせる。

(満量までオイルを入れると夏場や高負荷運転時油量が高まりすぎる)
最終的に9.0L~10.0L程度のオイルが入る。
油量計が故障している可能性もあるため、必ずディップゲージでもオイル量を確認する。
ディップゲージの確認もエンジン回転中に行う。


【まとめ】
空冷を普段整備されている方からすると、つまらない記事だったと思うが、これから空冷の整備を始めていく方には参考になると思い今回記事にした。
これは整備書の手順ではなく個人的な手順のため、あくまで参考にしていただければと思う。

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