【バッテリー上がり】危険!ブースタージャンプでECUが壊れる!正しいバッテリー上がりの救援方法

目次

2010年以降あたりの高級輸入車は特に
・バッテリーブースタージャンプによりエンジンを始動しない!
・その場で充電または良好なバッテリーと付け替える!


【はじめに】
このテーマを取り上げたのは、実際にブースタージャンプによって複数のECUが壊れてしまった案件を目の当たりにしてきたためである。
この案件は主にランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなどのスーパーカーや、マイバッハなどハイクラスの輸入車に多く見られる。

近年の輸入車の車両ネットワークは非常に複雑で、ブースタージャンプ救援により実際にECUが壊れる案件が多数発生している。
どのようにすればバッテリー上がり時ECU破損を回避できるのかについて、経験談と身の回りからの情報を記していこうと思う。


【実際に起きた案件の例】
フェラーリ 458 でバッテリー上がりが発生。救援に向かったメカニックは持っていった良好なバッテリーと車両のバッテリーをブースターケーブルにて接続しエンジンを始動した。エンジンは正常に始動したが警告灯が多数表示されていた。
「バッテリー上がりによってDTCが入力しているのだろう」と工場に車両を引き上げ、診断機を使ってDTCを消去しようとしたが複数のDTCが消去できない。
診断の結果複数のECU内部が破損しており交換が必要になった。


【推定される要因】
エンジン始動後バッテリーセンサーの測定値によりオルタネーターの充電制御値が著しく上昇しECU内の電子素子を破壊したなどの推測がされている。


【リスク回避した救援方法】

①その場で充電する
リチウムバッテリーの場合はウェイクアップ(またはブースター)機能のある充電器で充電する。
(リチウムバッテリーの仕組みについては別記事にて紹介する)


②良好なバッテリーに付け替える
どうしてもその場で動かさないといけない、または充電器を接続できない場合は新品または付け替え用の良好なバッテリーにその場で付け替える。


【最後に】
取りあげた救援の一例は、従来行われてきた一般的な救援方法で間違えているとは言い難い。しかしブースタージャンプによる救援がきっかけでECU交換という事態になれば、金額が金額なだけに当然顧客との間で「誰が修理代を持つのか」というところで摩擦熱が生じる。自社で負担するとなれば大打撃だ。少し手間は増えるが上記の対処方法を実践頂き、安全に仕事を進めていただければと思い紹介した。
自ら故障発生の原因を追求できているわけではなく、また正確なメーカー資料などのエビデンスが手元にないため今回は雑記というカテゴリーで投稿した。
どうしてそうなるのか?という技術的説明は私には100%できないが、実際にこのような大きな問題があり、上記の方法でそのリスクを回避できるのならば、やる価値は十分にあると思う。

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